【家紋の読み方と調べ方】
長い歴史を持つ家紋ですが、現代では冠婚葬祭などで用いられる以外では滅多に目にすることがありません。いざ家紋を目にしても、名称などは解らないでしょう。家紋の一般的なルールとしては、外から内に向かって順番に読んでゆくと間違いがありません。家紋名には正解というものはありません。紋帳などに付けられている紋名も、職人が間違わないよう業界内で便宜的に付けられているものです。 さて紋帳を見ても自分の家の家紋が掲載されていないという方は多いと思います。紋帳では約5千ほどの家紋しか掲載されていませんが、実際はその10倍くらい家紋があります。つまり全体の1/10くらいしか紋帳には出ていないことになります。もし自分の家紋が解らなければ、御先祖様から受け継いできた墓を確認するのが早道でしょう。あるいは両親、祖父母の紋付があれば、それも確認して下さい。そして親類縁者や疎遠になっている遠縁に聞いてみるのもよいと思います。 |