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【杉・すぎ】

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【杉・すぎ】


 杉は北海道には少ないものの、ほぼ日本全域に分布する馴染み深い樹木です。また真っ直ぐに天に向かって育つことから、神宿る木として神聖視されてきました。日本最古の神社とも云われる、奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社では、「三本杉」が神紋として使われています。大神神社は神体を祀る本殿がなく、背後にそびえる三輪山を神体とする神社で、古来より杉も神聖視されてきました。かつて大神神社には衣掛杉、しるしの杉、緒環杉、燈明杉、二本杉、飯杉、伐掛杉という7本の神杉があり、『日本書紀』にも「神榲(かみすぎ)」と書かれています。残念ながら今はすべて枯れてしまい、三本だけ根株が残されています。こうした神社の由緒を基にして、杉紋は大和国から発祥した大神(大三輪・三輪)氏の一族が用いた信仰的な意味を秘めた家紋なのです。その子孫の三輪氏、高宮氏、尾形氏、阿南氏、野尻氏などが用いています。そして名字に「杉」の文字を含む家が、多く用いる家紋でもあります。

 杉紋のデザインは直立した1~3本の杉を描いたものがほとんどです。それ以外では5本までの組み合わせや、「追い」「巴」など、回転するように描いたものもあります。大神氏の発祥地である奈良県や、その一族が移り住んだ大分県、福岡県に多く、他に大阪府、岡山県、愛知県などでも見られます。

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