カートをみる 会員様ページ入り口(新規登録できます!) ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ

【釘抜・くぎぬき】

毎月10日・20日・30日は家紋入りアイテムを全品10%割引いたします。
当店側にてご注文確認後、手動にて割引処理をさせていただきます。


【釘抜・くぎぬき】


 釘抜紋は古い時代に用いられていた大工道具の名を付けた家紋です。大工道具としては座金と梃子部分からなっていて、現代ではほぼ使われなくなった道具です。ですから現代の人にとっては、この形がなぜ釘抜なのか解りづらいところがあります。

 また門の閂(かんぬき)や墓地を囲う柵なども釘貫(くぎぬき)といい、こちらも閂を差す部分が釘抜紋に似ています。こちらの釘貫には邪を退ける結界の意味も持っていますので、家紋の意味としては定石を踏まえています。おそらく釘抜紋には大工道具と門の釘貫の両方の意味があるのでしょう。

 釘抜紋は、その名が九つの城を攻め落とす「九城(くぎ)抜き」に通じ、尚武的な意義から武家には好まれたと云われています。室町時代に書かれた『見聞諸家紋』には、近江国三上氏の家紋として記されて、これが初見となっています。

 江戸時代の大名では有馬氏、堀氏、大田原氏、松平大給氏、一柳氏が用いています。全国に広く分布していますが、形の似た目結紋の分布に重なり、東北地方や滋賀県に多い家紋です。

ページトップへ