カートをみる 会員様ページ入り口(新規登録できます!) ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ

【牡丹・ぼたん】

毎月10日・20日・30日は家紋入りアイテムを全品10%割引いたします。
当店側にてご注文確認後、手動にて割引処理をさせていただきます。


【牡丹・ぼたん】


 牡丹は大きく鮮やかな花を咲かせることから、中国では大いに愛好され百花の王と云われた高貴な花でした。そして牡丹は獅子の食べ物であったという伝説もあります。

 日本にいつ頃渡来したのかは不明ですが、多くの草花が詠み込まれている『万葉集』には一首も登場しません。でも天平5年(733)に完成したという『出雲国風土記稿』には登場していますので、それ以前には日本に渡来していたようです。

 牡丹は百花の王らしく、貴族社会をリードした藤原氏の家紋となっています。一般的に藤原氏の家紋は藤紋と思われていますが、藤原氏の五摂家の内、藤原氏の主流である近衛家、鷹司家が家紋としています。そして九条家も当初は牡丹紋でした。公家筆頭の家紋でしたから、牡丹紋は武家にとっても憧れの家紋でした。しかし、近衛家は同じ形の牡丹紋を他家が用いることを良しとはしなかったようです。高貴な家紋で、天皇家が用いている菊や桐の家紋よりも見る機会が少ない家紋です。

 江戸時代の大名家では、薩摩国鹿児島藩島津氏、陸奥国盛岡藩南部氏、陸奥国仙台藩伊達氏、上野国矢田藩松平氏、肥前佐賀藩鍋島氏が牡丹紋を用いています。また近衛家と縁のある東本願寺でも八つ藤紋とともに寺紋として用いていますが、これは近衛家と東本願寺大谷家と婚姻関係にあったことに拠ります。

ページトップへ